「カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症」-犬・猫経由の感染症-2010年06月01日 21時06分01秒

 犬や猫にかまれるなどして菌に感染し、まれに重症化して死亡に至るケースもある「カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症」について、厚生労働省がホームページで注意を呼び掛けています。

 カプノサイトファーガ・カニモルサスという細菌を原因とする感染症で、この菌は、犬や猫などの動物の口の中に常在しており、犬や猫に咬まれたり、ひっ掻かれたりすることで感染・発症します。免疫機能の低下した方は重症化する傾向があります。

 主にイヌやネコなどによる咬傷・掻傷から感染し、ヒトからヒトへの感染の報告はありません。

 主な症状は、発熱、倦怠感、腹痛、吐き気、頭痛等で、重症例では、敗血症や髄膜炎を起こし、亡くなることがあります。

 感染しないようにするための注意するべき点は、日頃から、動物との過度のふれあいは避け、動物と触れあった後は、しっかりと手洗いをするようにしましょう。

 厚生労働省 カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症に関するQ&A 
 http://www-bm.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/capnocytophaga.html